蜻蛉 手刺
蜻蛉 手刺の特長
手もみクロザン
手もみクロザンも現在大変貴重になっている革です。手もみクロザンは牛革をなめし様々な工程を経た後に表面に手加工でしぼ(凹凸)をつけ漆を塗り仕上げた革です。手もみクロザンで作った胸は強く、立体感があり体にフィットします。専門の職人さんでも1か月に数枚しか作れない最高級品です。
後まつり
通常紺革と縫い糸はすくい縫いで仕上げますが、後まつりは布団の刺しと同じように刺し通す事です。そうする事 で紺革の形が美しく浮かび上がり、長年使い続けてもその存在感は消えません。現在すべて後まつりで出来上がっている防具はほとんどありません。
全て小唐鹿革を使用
鹿皮には中唐と小唐がありますが、小唐はきめが細かく滑らかです。小唐は新品の時からその風合いは別格です が、使っていくとさらに高級感が出てきます。また、小唐には雲南 (うんなん ) と毛長 ( けなが、キョン ) とありま すが、近年輸出制限により、雲南の入手が不可能となり、鹿皮も入手が困難になってきているのも事実です。
武州10,000番紺反
強く美しい武州藍染の紺反、その中でも最高級品の「褐」。「褐」は従来の10,000番に比べ3割増しの打込みに よって実現させた次世代の青縞紺反です。きめが細かいその質感はシルクを思わせる「新感覚」。蜻蛉の手刺は布団と内輪全てに「褐」を使用しています。
胸裏牛なめし革
胸の裏革を「汗に強い」牛革のなめし革にする事で、寿命がより長くなります。
色は黒か茶からお選び頂けます。